
メガネを長年使い続けていると、見えづらくなったり、違和感を感じたりしても「まだ使える」と思い込んでしまうことがあります。しかし、メガネは適切なタイミングで買い替える必要があります。この記事では、メガネを買い替えるべきタイミング、寿命、そして長持ちさせるためのポイントについて詳しく解説します。
メガネを買い替えるタイミング
メガネは見た目にはわかりにくいかもしれませんが、時間とともに劣化していきます。無理に使い続けると、知らないうちに目や体に負担がかかる可能性も。ここではメガネを買い替える主なタイミングを3つ紹介します。
1. 視力が変わってきたとき
メガネを作ったときは視力が合っていたのに、最近、新聞やスマホの文字がぼやける、夜の運転時に信号がにじんで見えるなど、見えづらさを感じることが増えてきた場合、視力の低下や乱視の進行が原因かもしれません。こうした場合、メガネを買い替えるタイミングです。
視力が合わないメガネを使い続けると、目が疲れやすくなったり、頭痛や肩こり、目の奥の痛みなどが引き起こされることがあります。視力が変化するのは、成長期や加齢によるものが多いので、特に40代を過ぎた頃から度数が合わなくなりやすくなります。定期的に視力チェックを受けて、必要に応じて新しいメガネを作ることをおすすめします。
2. レンズが劣化したとき
メガネのレンズが経年劣化を起こしている場合も、見えにくくなる原因です。長年使っていると、レンズに傷がついたり、紫外線や湿気などの影響で黄ばみが出ることがあります。たとえ度数が合っていても、レンズの劣化が進んでいれば視界に影響を及ぼします。
特にプラスチック製のレンズは、2~3年で劣化しやすいと言われています。レンズの表面が黄ばんでいたり、コーティングが剥がれてきた場合、交換のタイミングです。無色のレンズは、白い紙の上にメガネを置いて、黄ばみが目立つかどうかで劣化具合を確認できます。
3. フレームが劣化したとき
メガネのフレームも、長年の使用で劣化します。汗や皮脂、紫外線などの影響で、フレームの色が変わったり、メッキが剥がれることがあります。フレームが白く濁ったり、黄ばんでいる場合も、買い替えを検討した方が良いタイミングです。
フレームが劣化すると、見た目だけでなく、快適な着用感にも影響を与えることがあります。見た目に変化があった場合は、早めに新しいメガネを選ぶことをおすすめします。
メガネの寿命について
一般的に、プラスチック製のレンズは2~3年の寿命があります。また、フレームも同様に2~3年が目安です。しかし、使用状況やメンテナンスによっては、この期間を過ぎても問題なく使用できることもあります。
調光レンズや偏光レンズなど、特別な機能を持ったレンズには異なる寿命があります。例えば、調光レンズは約4年、偏光レンズは2年ほどで劣化が進むことが多いです。それぞれのレンズの特性を理解し、適切なタイミングで買い替えることが大切です。
メガネを長持ちさせるためのポイント
メガネを長く使うためには、使い方に工夫が必要です。ここでは、メガネを長持ちさせるための大切なポイントを紹介します。
レンズの取り扱い
- 乾拭きは避ける
レンズに汚れやホコリがついた状態で乾拭きすると、レンズに傷がついてしまうことがあります。汚れを落とす際は、まず水で軽く洗い、専用のクリーナーやメガネ拭きで拭き取るようにしましょう。 - 高温を避ける
レンズは高温に弱いため、サウナや車内などでの保管は避けましょう。高温になる場所に長時間置いておくと、レンズのコーティングが剥がれたり、ひび割れが発生したりすることがあります。
フレームの取り扱い
- 両手で外す
メガネを外すときは、片手で急いで外すのではなく、両手で丁寧に外しましょう。片手で外すとフレームが歪んだり、テンプル(つる)が壊れたりする原因になります。 - ケースに収納する
長時間使わない場合は、メガネケースに入れて保管することを心掛けましょう。ケースに収納することで、傷や破損から守ることができます。
まとめ

メガネの寿命は、使用状況やメンテナンスによって異なりますが、一般的に2~3年が目安です。視力が合わなくなったり、レンズやフレームが劣化したと感じたら、早めに買い替えを検討しましょう。適切なタイミングで新しいメガネに交換することで、視力や目の健康を守り、快適に過ごすことができます。