
「壊れにくい車が欲しい」と考える人は多いですが、そもそも本当に壊れにくい車というものは存在するのでしょうか? 実は、客観的なデータをもとに耐久性の高い車を選ぶことができます。
壊れにくい車を判断する基準
壊れにくい車を見極める際に参考にできるのが、アメリカの調査会社JD Powerが実施している**日本自動車耐久品質調査(VDS)**です。この調査では、一定期間使用された車についてユーザーの体験をもとに不具合を数値化し、車種ごとの信頼性を評価しています。
VDSの調査では、**100台あたりの不具合指摘件数(PP100)**を算出し、数値が低いほど故障が少なく、耐久性が高い車として評価されます。この調査結果を活用することで、客観的に壊れにくい車を判断することができます。
壊れにくいメーカーとその特徴
VDSの調査結果を参考にすると、壊れにくいとされるメーカーとして以下の3社が挙げられます。
レクサス(Lexus)
レクサスはトヨタが展開する高級ブランドで、品質の高さと耐久性が特徴です。特に北米市場では「信頼性の高い高級車」として高い評価を得ています。
主な特徴:
- 高品質な素材と精密な製造技術
- 世界中で販売される高い耐久性
- 充実したアフターサービス
トヨタ(Toyota)
「世界のトヨタ」とも称されるほど、耐久性の高い車を作り続けているメーカーです。世界的なシェアも高く、日本国内では販売台数の約50%を占めています。
主な特徴:
- シンプルな設計で故障が少ない
- 部品の流通が豊富でメンテナンスが容易
- ハイブリッド技術の先駆者
ダイハツ(Daihatsu)
軽自動車を中心に製造しているメーカーで、トヨタ傘下にあることから信頼性の高い車作りがされています。特に日本の軽自動車市場では長年にわたり支持を集めています。
主な特徴:
- 軽自動車ながら耐久性の高いエンジン
- 燃費性能が良く、維持費が安い
- 小回りが利くため都市部での使用に最適
中古車購入時のチェックポイント
壊れにくい車を購入する場合、新車だけでなく中古車という選択肢もあります。しかし、中古車の場合は状態によって耐久性が左右されるため、以下のポイントをチェックしましょう。
- 走行距離
- 一般的に10万kmが寿命と言われるが、適切なメンテナンスがあれば15~20万km以上走る車も多い。
- 年式に対して極端に走行距離が少ない車は、長期間放置されていた可能性があるので注意。
- 修復歴の有無
- フレームまで損傷して修理された車は避ける。
- ボディの隙間や塗装の違いをチェック。
- 事故車・水没車の回避
- シートベルトを引き出してシミがないか確認。
- 電装系の不具合がないかチェック。
壊れにくい車を購入するためのポイント
- リコール対象の有無を確認: メーカーの公式サイトで対象車種をチェック。
- 価格が極端に安い車に注意: 事故車や水没車の可能性があるため、相場を調査。
- 販売店の担当者に質問: 信頼できる車種や耐久性の高いモデルについて相談。
まとめ

日本車は全体的に壊れにくいと言われていますが、その中でも特に耐久性の高い車を選ぶことで、より安心してカーライフを楽しむことができます。
また、中古車を購入する場合は、この記事で紹介したポイントを意識することで、より壊れにくい車を見つけることができるでしょう。
もし現在の車から乗り換えを検討している場合は、できるだけ高く売却することでコストを抑えることが可能です。カーネクストのように海外販路を持つ業者に査定を依頼し、適正な価格で売却することをおすすめします。